大阪市内各区の町の様子から災害リスクを見つけ、備えにつなげる連載です。
第1回は天王寺区。西山忠邦区長が直接お話をしてくださいました。
【天王寺区の特徴】
・人口75729人、世帯数38058、面積4.8㎢(平成27年国勢調査)
・大きなターミナル駅や乗降客の多い駅がある。(大阪上本町駅、天王寺駅)
・区域の大半は上町台地上に位置する。
・神社やお寺が多く、寺町がある。 など
【天王寺区の災害リスク】
・上町台地の下には上町断層帯が走る。
・台地の上は海抜16m、区の西側は海抜2mと高低差が大きい。
・台地の上は上町断層を震源とする直下型地震、区の西側はトラフ地震の際に津波の影響を受ける可能性がある。
・地下鉄駅や構内、アンダーパスや地下駐車場など水没の恐れもある。
【区長さんの災害対策】
・自宅ではなく区内にある災害用宿舎で一人で生活している。
・発災時には誰よりも早く区役所に到着し、災害対策本部を立ち上げて大阪市役所と連絡を取り合う。他の職員の人も何を担当するかがあらかじめ決まっている。
【防災のために小学生ができること】
・まずは自分の命を守ることを考えてほしい。その次に家族や近所の人と力を合わせてできることを考えてほしい。
・自宅以外の場所にいるときに災害が起きたら家族や先生、大人の人の言うことを聞き、勝手な行動をしないでほしい。
【インタビューを終えて】
・天王寺区のことはよく知っていると思っていたが、区長さんが災害用の住宅に住んでいることや区役所の人がどんなことをするのか教えてもらって安心した。
・小学生の視点で天王寺区の防災について意見やアイデアがあったらいつでも言ってほしいと区長さんが言ってくださって嬉しかった。
西山区長、防災担当のみなさま、ありがとうございました。
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