大阪市内各区のまちに様子から災害リスクを見つけ、備えにつなげる連載。
第8回は淀川区を訪問し、山本正広区長にお話を伺いました。
【淀川区の特徴】
・人口181,004人(市内2位)、世帯数100,035(市内1位)
面積12.64㎢(平成31年1月現在)
【淀川区の災害リスク】
・淀川と神崎川に挟まれた地形(両川が洪水になると区内ほぼ全域が浸水)
・南海トラフ地震による津波発生時には、西淀川区から津波が浸水(ほぼ全域が浸水)
・乗降客数30万人を超える新大阪駅がある
【淀川区の災害対策】
・津波避難ビルの整備を進め、現在161施設が登録
・淀川区内全18地域で自主防災組織を立ち上げ訓練を実施
・区長は区役所まで3分で到着(災害用住宅)
・中学生を対象としたジュニア防災リーダーの設立
【防災のために小学生ができること】
・普段から家の周りなどで危険個所を見つけておく
・津波警報発令時には垂直避難
【インタビューを終えて】
・淀川区は、高層マンションと古い町並み、ターミナル駅、河川、専門学校、工場など様々
な要素が凝縮されており、多岐にわたる対策が必要
・新大阪駅を中心に民間企業、地域諸団体、鉄道事業者、行政で作る「新大阪駅周辺帰宅困
難者対策協議会」の発足など、様々な垣根を越えた連携を進めている
大変お忙しい中、資料まで作成頂き丁寧にご説明くださいました。
山本区長、ありがとうございました。
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