岩手訪問記①~釜石編~

私たち家族に長期で密着頂いているテレビ局のディレクターさんからご提案を頂き、岩手県を訪問する機会を頂きました。


伊丹空港7時5分発の飛行機に乗り、いわて花巻空港へ。

現地の気温は3℃。東北の洗礼に、一気に目が覚めました。


贅沢にもテレビ局さんにご用意いただいた車に乗り込み、まずは“釜石の奇跡”で一躍有名になった鵜住居町へ。


“釜石の奇跡”のこどもたちが通っていた鵜住居小学校と釜石東中学校は、現在釜石鵜住居復興スタジアムと姿を変え、ラグビーのまち釜石をそして防災の考え方を広く世界に発信しています。

遠くに見える緑のグラウンドが、釜石鵜住居復興スタジアム。左奥が海。


海岸沿いには水門と防潮堤が建設され、海を眺めることはできません。

約2mかさ上げされたまちには、戸建てタイプ・集合住宅タイプの復興住宅と、新たに建設された戸建て住宅がありましたが、まだまだ空き地の方が多い印象でした。


多くの方々が亡くなった“鵜住居防災センター”跡地に建つ、震災伝承と防災学習のための施設“いのちをつなぐ未来館”では、被害に遭った小学校の資料や、防災センターで起きた悲劇に対する検証がしっかりと行われ、自戒の念と共に公表されておりました。


震災当時中学生だった方から直接お話を伺う機会も頂きましたが、彼女たちが語る言葉ひとつひとつ、資料館で目にする資料のひとつひとつが、この場所で聞く言葉だから、この場所で見る資料だから、より深く重く考えさせられました。

もともとあった山に移転した鵜住居小学校。奥に釜石東中学校。

オレンジのラインは、津波到達地点である11mを示している。

わたし×防災を科学する IxBosai Laboratory(アイビーラボ)

災害への備えは人それぞれに必要なものが違います。 子ども、子育て中のママ、お仕事中のパパ、高齢者、外国人…。 いつ災害が来るかわからないからこそ、自分たちにぴったり合った 「わたしスタイルの防災」が必要です。 私たちは「防災のコンシェルジュ」です。