“稲むらの火の館”訪問に合わせて、1854年(安政元年)12月23日に発生した安政東海地震で大きな津波に襲われた広村において、濱口梧陵さんが村人に避難するよう呼びかけた“広八幡神社”を訪問しました。
江戸時代、紀州徳川家の手厚い保護を受けた“広八幡神社”は、周囲より少し高台にあり、平成のご造営を経て、本殿、天神社、楼門他主要な建築物は、美しい朱塗りの外観を見せてくださいました。
平成15年からは、毎年10月第3土曜日に濱口梧陵さんの功績を称え、その精神を引き継ぐことを目的として松明行列が行われ、行列は「稲むらの火」での濱口梧陵の活躍を再現します。
また、明治36年には大津波が襲った安政元年から50年の節目に、広村(現在の広川町)では「毎年旧11月5日早朝に堤防に土持ちをする」という取り決めがなされ、今も毎年実行され、村人は堤防を築いた梧陵さんを偲び、感謝する日として津浪祭が行われています。
11月5日は、世界津波の日に認定されています。
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