NPO法人緑・ふれあいの家さまにお招きいただき、防災・減災訓練に向けたプログラム策定、ファシリテーター講座を監修させていただきました。
地域で行われる防災訓練は、地域役員などのスタッフと、避難者役となる住民との溝が年々広がっていることを実感していたところ、会長さんより「広く地域住民が参加できる事業とし、住民を巻き込んだ訓練にしたい。」とのご要望を頂き、プログラムを組み立てました。
事前研修1日目は、訓練当日中心スタッフとなる役員さんにお集まりいただき、HUG(避難所運営ゲーム)を通して各役割の洗い出しを行いました。
長年防災活動に携わってこられた方から、初めて訓練に参加する方まで知識・経験はバラバラでしたが、だからこそ気づく役割があったと感じます。
事前研修2日目は、その洗い出した役割でタイムラインを作成。どのタイミングで実施するとスムーズかを検討頂きました。この部分に関しては、HUGを使ったシミュレーションでイメージがしやすかったと思います。
いよいよ迎えた本番、避難収容場所となる小学校に集まった住民に声を掛け、受付・運営・物資などのスタッフを募り、実際の役割を体験してもらいました。
その他の参加者には、10人を1グループとして高齢者やハンデをお持ちの方、高校生、妊婦など10種類の人物を演じてもらい、それぞれが抱える問題点をイメージしてもらいました。
みなさん初めてのことばかりで戸惑う姿も見受けられましたが、「地域は地域で守る」そんな想いを強く感じられるほど熱心に取り組んでいただけました。
よりリアルな防災訓練へのチャレンジを受け入れていただきましたNPO法人緑・ふれあいの家のみなさま、本当にありがとうございました。
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